水を得た魚ならぬ…

いやぁ、降りましたね。積もりましたね。ちょっと予想以上でした。

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首都圏をはじめ普段降雪とあまり縁の無い地域は、ニュースや報道を見ると
ライフラインや道路、鉄道他、それぞれの事業所や施設などで、雪に対しての対策や準備があまい訳ではありませんが、
何よりも私達自身にその現実に対する心構えが足りないのかなぁと思う事もありました。

ちょっとちらつく分には、『綺麗だね!』とか、余裕があったりすると『風情があるね』なんて言えたりするのですが、
歩行困難なほどになってくると、『マジッ!!』、『ヤバッ!!』そして、『…………。』
ただただ沈黙…。

自然が見せる“いつもとは違った表情”には、油断をしてしまうと危険を感じることもありますが、上手にお付き合いして行く事が出来れば
もしかしたら楽しみになるかもしれません。

今回は足元の視点から1つ、
『Mt.Light』 VS 『Danner Light』 in 都内の「雪」!!!
どうですか、このタイトル?気になる方も多いのでは!?
Danner社が誇る2大看板モデルを都内の雪の中の通勤で検証しました。

といっても大した実験をしたわけではないのですが…。
22日当日、4年ぶりの大雪と退勤時に対峙したわけですが、私の相棒はMt.Light。

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職場のある渋谷では、やはりなんの不安も無く、期待通りの活躍!
ガシガシと踏みしめながら歩けます。
ただひとたび、住まいのある最寄り駅に着くと…
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軽く20cmは積もっているではないかー!!!
やっぱりいくつになっても好奇心というか、久しぶりに見る雪に我慢は出来ず、進入してみました!
ずっとこれを繰り返していたら、履き口から雪が入り、さずがに濡れたと思いますが(まずパンツがビショビショになったはず。)これは2歩しかしてません。
無事帰宅し、アウターやバッグはさすがに湿っておりましたが、靴下は全然濡れてません!

翌日は、DannerLight 2 。

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いやぁ、夜の間にすっかり積もっております。
これから仕事ですから、敢えて無謀な場所は歩きませんでしたが、やはり無敵!
GORE-TEX、ダナー式のステッチダウン製法、VIBRAMのクレッターリフト…もしかして普段はオーバースペックなのかもしれませんが、
こういった状況になってみると安心としか言いようが無い!むしろ活き活きとしている気がするほど。

この日も難なく帰路に着いた訳ですが、昨日と打って変わって今夜は溶けた雪が凍って、アイスバーンになっている所が多く、若干怖い思いもしました。
さて、2日間のそれぞれの着用で感じたこと。

レザーアッパーのMt.Lightと、コーデュラナイロンとレザーのコンビのDanner Light。
その差は、底冷えの違いがありました。当然ですが両日共に同気温ではありませんでしたが、帰って来たときの足の冷え具合が違ったように思いました。
元々通気性と足当たりの柔軟性を重視したスペックのDannerLight。
に対し、Mt.Lightはオールレザーのアッパーですし、シュータン部分はレザーが都合3枚重なっています。
冷える状況に長時間居つづけるといった環境下では、Mt.Lightの方が向いていそうです。

もう1つ、この両モデルのハイトにも注目。
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2cmほどの差ではありますが、DannerLightの方が高さがあります。
そして、同サイズの重量比較ですがMt.Lightの方が26gほど重くなっております。
たかだか2cm、26gなので、大きな差ではありませんが、比較という事で触れておきます。

そして、防水性。これはやはり変わりません。今回の2足ですが、DannerLight2は10年以上、Mt.Lightも4年履いておりますが、
全く浸水せず。

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年に1回積もるか積もらないかの降雪の為に、これは要らん!という方も当然いらっしゃると思います。
ただ、この靴達は雪だろうが雨だろうが、山だろうが街だろうが履けるんですから!
ビショビショになって困った方、ずーっと履ける頑丈な靴を探している方には読んで頂きたいなって。

筆者、スノーブーツは持っておりません…。
これ以上降ってしまったら、また、そういう土地に行くときは専用を揃えなくてはいけないでしょうね。

あくまでも、今回は都内の降雪・積雪に出くわしたので
水を得た魚ならぬ、雪を得たダナー を書いてみました。

今度は、Dannerの防水構造について書いてみようと思っております。
明日の休みは雪かきだ…。

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