価格だけでは語れない、MADE IN USAの価値

「DANNER LIGHT」「MOUNTAIN LIGHT」


どちらもDANNERを代表する名作であり、現在もアメリカ・ポートランドで生産されているブーツです。
価格改定により、現在では税込10万円を超えるモデルとなりました。
決して安価なブーツではないですよね。
それでもDANNERがアメリカ生産にこだわり続けるのは、
単に「MADE IN USA」というワードを残したいからではありません。
そこには、DANNERが90年以上にわたって守り続けてきたものがあります。
OUR BADGE(私たちの誇り)
THE STANDARDS(基準)
GRADING LEATHER(革の選別)
LEATHER CUTTING(革の裁断)
HAND CRAFTED(手作業による製造)
DESIGN CONSTRUCTION(設計と構造)
GORE-TEX® LINERS(ゴアテックス®ライナー)
VIBRAM® OUTSOLES(ビブラム®アウトソール)
RECRAFTING(修理できる構造)
こうしたひとつひとつの工程を熟練職人たちにより一足のブーツが完成します。
全てをアメリカで生産することは、人件費も資材費も高く、当然、製造コストは高くなります。
それでもDANNERは、頑なにMADE IN USAを貫いています。

DANNERブーツを語るうえで忘れてはいけないのが、使い捨てでなく長く付き合う道具としての考え方です。
新品の状態が完成ではなく、
履き始めればレザーにしわが入りキズが付き足に馴染み少しづつ経年変化していきます。

そして、ソールが摩耗すればリペアして、見違えるようなソールがついたブーツに喜びを感じながらまた履く、
それぞれの歩いた時間がそのままブーツの表情に表れてきます。

そうして20年も30年も履き続けたブーツの価値は、購入した瞬間の価格だけでは測りきれません。
長く使い、手入れをし、必要な時に修理をして自分だけの一足に育てていく、
それこそがDANNERというブランドがずっと大切にしてきたものだと感じます。


1932年の創業以来、DANNERは時代や情勢の変化に合わせて新しい技術を取り入れてきました。
GORE-TEXを世界で初めてブーツに採用したDANNER LIGHTも、
名作MOUNTAIN TRAILの系譜を受け継ぐMOUNTAIN LIGHTも、
決して過去の遺産ではありません。
新しい技術を取り入れながらも守るべきものは守る、
その姿勢が、現在も受け継がれています。

そして、そのものづくりを支えている場所が、
オレゴン州ポートランドなのです。

大量生産や価格競争だけでは残すことが出来ない技術と文化、
それを次世代にも受け継ぐためにもDANNERは現在もアメリカでブーツを作り続けています。
Writing : Matoba
参考資料:dannerboots , goout
