リビルド VOL.4

さあ今回はラスティングです。ラスティングというのは簡単にいうと・・・
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この状態のアッパーから
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この状態まですることをいいます。日本では釣り込みとかって呼びますね。

WHITE’Sでは一足ずつ手作業でラスティングするんです!
大体シューメーカーが一人でラスティングできるのは一日に8〜10足。
それだけ時間も手間もかかるんですね。ラスティングというのは機械を使えば時間短縮にもなるし、手間もかからないのに、
WHITE’Sではあえてそれをしません。細部までハンドメイド!昔ながらの作り方を変えません!
すべてにおいてシューメーカーたちの目と感覚で作り上げます。
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ラスティングを始める前の仮止めの段階からラストに対して革がズレてないか何度もチェック。
ズレてたら何度でもやり直します。未だに師匠に修正もらいます…

今回も修正されました
まだまだです…
5無題こうやって革を引っ張りながらハンマーでたたいて革を伸ばしながら釘で革をとめていくんです。
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革自体の分厚さ柔らかさによって全然伸び方が違うんです。
やっぱり固い革は力いっぱい引っ張らないとラストにフィットしないし、テクニックだけではなくパワーも必要です。
柔らかい革は力いっぱい引っ張ると破れてしまう。
力加減も難しいんです。

今回の僕のブーツは…
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力いっぱい引っ張る方でした 笑
うりゃ!!みたいな声が自然と出ちゃいました。
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こんな感じで革をギョウザの皮みたいにラスティングするんです。
こうしないと表面にシワができちゃったりするんです。
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一通り終わったらまたチェック!
ちゃんとできているか?革がずれていないか?釘がちゃんと打ててるか?…
それ以外の事もたくさんチェックします。
自分で納得するまで何度だって修正したりやり直したりします。
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カカトの形が気に入らなかったので修正します!
釘を打ち込み直したり
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革の上からもハンマーで叩いたりして、形を整えます。
納得いくまでこうゆうことを繰り返していきます。12無題
ウエルトもつけてラスティングはおしまいです!
ここまでくるとブーツの形になってきて段々完成形が想像出来てきましたね。
シューメーカーの作業はこれだけじゃない!まだまだ続きがあるんです!

その様子はまた今度紹介します!


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